ユネスコエコパークになることで観光客は増えますか?

「ユネスコエコパーク」として、地域の魅力を世界へ発信することで、国内外からの観光客を期待できます。

ユネスコのホームページで南アルプスが紹介されたり、公式ホームページやパンフレットを制作し、南アルプスの魅力を多くの方に知ってもらう活動を行っています。 また、観光客の増加により自然環境に負荷を与えないように配慮したり、登山客の集中利用を緩和することも検討していきます。

南アルプスの自然を守るためにどのようなことを行っていくのですか?

南アルプスの山岳環境を永続的に保全していく体制づくりを行い、豊かな自然環境を守り伝えていきます。

南アルプスユネスコエコパークは南アルプスの山々を取り囲む10の市町村が団結し、申請を行いました。これからは地域の方々とともに話し合いを行い、自然環境を守る取り組みを行っていきます。

ユネスコエコパークになったことで、登山などで規制されることがありますか?

新しい法律や規制はありません。

国内の既存の法律などで管理されます。南アルプスユネスコエコパークの核心地域や緩衝地域は南アルプス国立公園、大井川源流部原生自然環境保全地域、山梨県立自然公園等に指定され、それぞれの法律のもとに適切に管理されています。

ユネスコエコパーク内で生活する人々の生活で変化することはありますか?どのようなことを行えばよいですか?

ユネスコエコパークになることで大きな変化はありません。

自然と調和した農業や歴史、文化を生かしたエコツーリズムなど、自然と調和した持続可能な地域社会の発展に向けた取組みが行われます。 地域の自然を知ることが第一歩。エコツーリズムなどに参加してみましょう。

ユネスコエコパークの住民間の交流はあるのですか?

今まで南アルプスの山々によって交流が阻まれてきた3県10市町村の地域間交流を進めることにより、お互いの地域への理解を深めることを目指しています。

行政や地域住民が一体となって南アルプスの貴重な自然環境を共有の財産として守っていく取り組みを行っていきます。

どのような教育活動が行なわれますか?

自然の仕組みを学び、自然を大事にする心を育む教育活動が行なわれます。

学校でのいきもの調査や登山、大人、子供に限らず行われる環境教育、自然観察会など。また学術研究の実践の場としても活用できます。

学術研究とはどのようなことが行われていますか?

ユネスコエコパークエリア内の自然環境を保全していくためには現在の状況を知ること、長期に渡って自然環境の変化を知ることが重要です。

南アルプスでは研究機関による動物や植物の生息状況のモニタリング調査などが行なわれています。

南アルプスユネスコエコパークの情報はどこで得られますか?

各機関のホームページや各市町村へお問合せください。