井川の焼畑は男衆と女衆が分業体制で3~4年間、焼畑を行った後、一度ヤブに戻され、地力が回復するまで20~30年待ってから、また焼畑を行った。長い周期で畑地を循環させる井川の焼畑は、植生回復までを見込んだ循環的なもので、自然と調和した生活文化とも言える。